~酵素が活発に働く36.5℃を目指して~
「最近なんとなく調子が出ない」「朝から体が重い」…そんな日が続いていませんか?
もしかすると、体温が低くなっているのかもしれません。
私たちの体に備わる「酵素」は、体温が36.5℃〜37.0℃程度のときに最もよく働きます。逆に体温が下がると、その働きは大きく低下するといわれています。
体温が1℃下がると、酵素の働きはおよそ50%に落ちるとも言われており、健康を維持するうえで体温はとても大切なバロメーターなのです。
毎朝、体温を測るという習慣
体調がすぐれない日が続いたとき、「体温を測る」という発想はあまりないかもしれません。でも実は、毎朝体温を測ることが、自分の体の状態を客観的に知る第一歩になります。
● 測るタイミングは「起きてすぐ」
朝起きたら、まだ布団の中で安静にしている状態で測るのがベストです。起き上がって動いてしまうと、体温が上がってしまい、正確な比較ができなくなります。
● 測る場所は「わきの下」か「舌の下」
・わきの下は一般的で手軽ですが、正確に測るには時間をかける必要があります。
・舌下は体の深部に近い体温が測れるため、より実際の体温に近い値が得られます。
どちらにせよ、毎日同じ条件で測ることが大切です。
枕元に体温計を置こう
習慣化のポイントは、「すぐにできるようにしておくこと」。
朝の慌ただしい時間でも体温を測り忘れないために、体温計は枕元やベッドサイドに置いておくのが一番です。
私も毎朝、枕元の横に体温計をセットしています。起きたらすぐ手に取り、体温を測る。それだけで、その日の体調の目安が見えてきます。
体温が36.5℃未満だったら…
体温が36.0℃台前半、またはそれ以下の日が続く場合、体の中では「省エネモード」が続いているかもしれません。
酵素の働きが弱まり、以下のような不調が出やすくなります。
- 疲れやすい
- 免疫力が落ちる
- 代謝が下がり、太りやすくなる
- 気分が落ち込みやすい
そんなときは、体をあたためる習慣を意識して取り入れてみましょう。
体温を上げる3つの習慣
① 朝食は温かいものを食べる
・味噌汁、卵、納豆などの和朝食が理想的
・ショウガやネギなど、体を温める食材を活用
② 軽く体を動かす
・スクワットを5〜10回だけでもOK
・肩回し、首回し、ストレッチでも血流が促進されます
③ 寝る前は湯船に浸かる
・シャワーだけでは体の深部体温は上がりません
・38〜40℃のお湯に15分程度浸かるのが効果的
まとめ:体温は「体からのメッセージ」
私たちはつい、「平熱=36.5℃前後」と思い込みがちですが、日々の体温はちょっとした生活習慣で簡単に変わります。
「今日は少し低いな」と感じたら、体が疲れていたり冷えていたりするサインかもしれません。
そんなときこそ、体をいたわるチャンスです。
毎朝、体温を測ることは、自分の体に問いかける小さな習慣。
あなたも明日から、ぜひはじめてみませんか?
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