ある日のこと。
会話の途中で思いついたダジャレを、つい口にしてしまった。
妻の反応は、いつものように冷ややかだった。
「それ、いらないから。」
……うん、知ってる。でも言いたかったんだ。
会話の途中でダジャレを言いたくなる理由
どうしてこうも「ダジャレ」を言いたくなってしまうのか?
自分なりに考えてみると、「この言葉とこの言葉、音が似ていて面白い!」とひらめいた瞬間に、
それを言いたくてたまらなくなる衝動がある。
「ここで言ったら邪魔かな?」という判断よりも、「今この面白さを言いたい!」という気持ちが勝ってしまう。
結果、話の流れとは関係のないギャグを突然差し込んでしまう。
そして返ってくる「それ、いらない」の一言。
男性は話を聞いていない?いや、聞いてる“つもり”
正直に言うと、妻の話を真剣に聞いている“つもり”ではあるのだが、
途中から「要はこういう話なんじゃないか?」と結論を想像してしまい、
その時点で会話の“答え”が出たと判断してしまうことがある。
すると、頭の中ではすでに別のことを考え始めている。
ニュースのことだったり、自分のToDoだったり、あるいは突然ひらめいたダジャレだったり。
つまり、聞いているようで、別の脳内会話が始まっている状態なのだ。
これ、かなりの確率で「女性にとっては最悪」なパターンらしい。
男性と女性の会話スタイルの違い
ここで少し、男女の会話スタイルの違いについて考えてみたい。
視点 | 男性の傾向 | 女性の傾向 |
---|---|---|
会話の目的 | 結論を出す・情報を整理する | 共感する・気持ちを共有する |
重視すること | 要点・効率・論理 | 流れ・感情・関係性 |
ダジャレに対する態度 | 面白ければ挟みたい | 流れを壊すからやめてほしい |
男性は「論理的に結論が見えた時点で、次の話題に脳が移ってしまう」傾向がある。
そのタイミングで、言葉のひらめき(=ダジャレ)に飛びついてしまう。
女性は「今話しているこの流れや気持ちを大切にしている」ため、
そこに割り込むようなギャグは**“聞いてない”“軽く扱ってる”**と感じられてしまう。
これが、「それ、いらない」とピシャリとやられる理由なのだと思う。
それでも言いたい、このダジャレ魂
とはいえ、言いたくなっちゃうんですよ。
言葉って面白い。音の響きや、似たような語感、たまたま出てきた言葉と別の言葉の一致。
そういうのを見つけたら、ちょっとした感動とともに、誰かに伝えたくなる。
たとえスベっても、
たとえ「いらない」と言われても、
**それが言葉を愛するオヤジの悲しき性(さが)**なのかもしれません。
まとめ:ギャグよりも空気を読もう(たまには)
オヤジギャグを言いたくなる理由には、男性特有の脳の働きや言語感覚が関係しているのかもしれません。
でも、相手が大事にしている“会話の流れ”を壊さないようにすることも、やっぱり大切。
言葉の面白さと、相手への共感。
そのバランスが取れるようになれたら……
もしかすると、ダジャレにも許されるタイミングが訪れるかもしれません。
次にギャグを言いたくなったときは、一拍おいて、
「今それ、必要か?」と自分に問いかけてみようと思います。
でもたぶん……言っちゃうんだけどね(笑)
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