匂いを感じるって、こんなに素敵なことだったんだ〜嗅覚を失って気づいた、日常の豊かさ〜

ひとりごと
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ある日、風邪をきっかけに、突然匂いがわからなくなった。
初めは「すぐ戻るだろう」と軽く考えていたけれど、思っていた以上に日常が味気なく感じられた。

匂いがしないと、味もよくわからなくなる。
食べ物は舌で味わうものだと思っていたけれど、実は香りがなければ、こんなにも味気ないものだったのかと驚いた。

匂いがあることで得られていた日常の幸せ

・朝のコーヒーの香り
・雨上がりの地面の匂い
・パン屋の前を通ったときの焼きたての匂い

こういった「匂い」は、なくなって初めて大切さに気づくものだった。

世界は“感じる力”でできている

私たちは五感を通して世界を受け取っている。
でもその感覚は人それぞれ違う。
同じ景色、同じ音、同じ匂い――それをどう感じるかは、100人いれば100通りある。

青空が「気持ちいい」と感じる人もいれば、「寂しい」と感じる人もいる。
好きな音楽を聴いて涙が出る人もいれば、何も感じない人もいる。

だからこの世界のありようは、人の数だけ存在しているんだと気づいた。

他人の感じ方に、そっと想いを寄せる

自分にとっては何でもない匂いや音が、誰かにとっては不快だったり、逆に癒しだったりする。
「そう感じる人もいるんだ」と思えたら、少しだけ優しくなれる。

世界の見え方や感じ方はひとつじゃない。
その違いを大事にしたい。

最後に

嗅覚を失って、回復して、ようやく気づいた。
五感は、ただ“便利”な機能ではなく、心を動かすものだったということ。

今また、コーヒーの香りを感じられることが、何より嬉しい。

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