最近、ふとしたときに思い出す考え方があります。
それは、実業家であり著述家でもある斎藤一人さんが提唱している「天国言葉」「地獄言葉」という考え方です。
一見するとちょっとスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、実はとても実践的で、日常生活の中で取り入れやすい考え方でもあります。
■ 斎藤一人さんってどんな人?
斎藤一人(さいとうひとり)さんは、健康食品会社「銀座まるかん(日本漢方研究所)」の創業者として知られる実業家です。
長年にわたり高額納税者番付の上位にランクインし続けたことで話題になり、その成功の背景にある“言葉の力”や“物の見方”を説いた講話や著書でも多くの支持を集めています。
実は、以前に一人さんご本人にお会いしたことがあるんです。
しっかりお顔を拝見したはずなのに、不思議とあまり覚えていない。
ただ、今でも印象に残っているのは、「まるでインドのマハラジャのようだった」という感覚です。
柔らかくて、華やかで、どこかこの世の人じゃないような不思議な存在感がありました。
そして何より、一人さんの話は、まるで落語を聴いているかのように軽妙洒脱。
くすっと笑えて、しかも深くためになる。ユーモアのセンスが抜群で、「笑いながら学べる」そんな魅力を持った方です。
ちなみに、一人さんの講話は【斎藤一人 公式YouTubeチャンネル】でもたくさん公開されています。
実際の語り口や独特の雰囲気は、文字で読むよりもずっと伝わってきますので、興味がある方はぜひ一度聴いてみてください。
■ 天国言葉と地獄言葉とは?
斎藤一人さんが教えてくれるのは、普段何気なく使っている「言葉」には力があるということ。
● 天国言葉(良いエネルギーを引き寄せる言葉)
- ついてる
- うれしい
- 楽しい
- 感謝してます
- 幸せ
- ありがとう
- ゆるします
聞いているだけでも、なんだか心がほっとするような言葉たちです。
● 地獄言葉(自分や周囲を暗くする言葉)
- ついてない
- 不平不満
- グチ・泣き言
- 悪口・文句
- 心配事
- ゆるせない
口にすればするほど、自分の気分も周りの雰囲気もどんよりしてしまう。
まさに「言葉は波動である」という一人さんの言葉が腑に落ちます。
■ 「ありがとう」で変わった日々
私自身、かつて仕事や人間関係で悩みが重なっていた時期がありました。
つい口から出るのは「疲れた」「なんで自分だけ…」という言葉ばかり。
そんな時、ふと一人さんの「天国言葉」のことを思い出し、まずは「ありがとう」を意識的に使うようにしてみたんです。
最初は何かが劇的に変わるわけではありませんでした。
でも不思議と、言葉を変えることで少しずつ気持ちが整ってきて、周囲との関係も柔らかくなっていった気がします。
自分にかける言葉って、思っている以上に大きな影響があるんだと実感しました。
■ 「言葉」は、自分へのプレゼント
心理学でも「セルフトーク(自分に向けた言葉)」が気分や行動に影響することが知られています。
「無理」と言えば無理になるし、「できる」と言えば脳が“できる方法”を探し始める。
斎藤一人さんの教えは、スピリチュアルというよりも、むしろ心のメンテナンス術のようなものかもしれません。
そしてそれは、誰にでもできる、簡単で無料の方法でもあります。
■ おわりに:まずは「ありがとう」から始めてみませんか?
言葉は、自分にかける魔法のようなもの。
いきなり人生が変わらなくても、「ありがとう」「感謝してます」といった天国言葉をひとつでも意識して使ってみることで、ほんの少し心が軽くなることがあります。
斎藤一人さんの言葉には、そんな「小さな一歩」を応援してくれる力があります。
毎日をちょっとだけ良くしたいと思ったら、まずは言葉を変えてみるのもひとつの方法かもしれません。
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