視覚の断捨離──メガネを外してみたら、心が軽くなった話

視覚の断捨離 健康・お金・暮らしの見直し
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ふだん、私たちは当たり前のようにメガネをかけています。特に近視の人にとっては、メガネをかける=生活のスタート、と言っても過言ではありません。
私もずっとそう思っていました。朝起きたらメガネを探し、顔を洗う前にまずメガネをかける。外出はもちろん、家の中でもメガネなしでは何もできない感覚でした。

でも、ふと思ったのです。
「メガネを外したら、何が起きるんだろう?」

メガネをかける=視覚情報のフル受信

メガネをかけると、当然ながら物がはっきり見えます。部屋の隅々まで、表情や文字、細かな動きや色合いまではっきりと。
でもその一方で、視覚から入ってくる情報があまりに多すぎるように感じることがありました。疲れているとき、集中力が続かないとき、やたら目がしんどい──そう感じる原因のひとつは、“見えすぎ”なのでは?と思ったのです。

メガネを外すという実験

ある日、試しに朝起きてから2時間、あえてメガネをかけないで過ごしてみました。
最初は落ち着かない感じがありました。でも、10分ほどすると慣れてきます。文字は読めないし、細かい物もよくわかりません。でも、その「ぼやけた世界」が思いのほか心地よいのです。

視界がぼやけることで、脳が休まる感覚。
周囲のものが“情報”としてではなく“雰囲気”として入ってくる。
それがなんだか穏やかで、心に余白ができるような気がしました。

外を歩くときも、あえて見ない

さらに、近所の公園をメガネなしで散歩してみることに。
葉っぱの形も人の顔もぼんやりしていて、細かいことはわかりません。でも、全体の光の加減や風の動き、鳥の鳴き声に意識が向くようになります。

不思議と、「今この瞬間」に集中できるのです。

情報を減らす=自分を取り戻す

私たちは毎日、視覚から膨大な情報を受け取っています。
メガネを外すことで、その量を減らし、脳に“ノイズキャンセリング”をかける。
それだけで、ちょっとだけ呼吸が深くなり、肩の力が抜けたような気がするのです。

注意点とおすすめのやり方

もちろん、すべての場面でメガネを外すのは無理があります。
料理や運転など、危険がある行動には向きません。
でも、以下のようなタイミングで取り入れるのはおすすめです:

  • 朝の支度前に10分だけ
  • 散歩や休憩のとき
  • パソコン作業の合間にメガネを外してぼんやり
  • 寝る前の読書をやめて、メガネを外して静かな時間を過ごす

まとめ

よく見えることは便利です。でも、すべてをクリアに見る必要があるわけではありません。
たまには、ぼやけた世界に身を委ねてみるのもいい。
メガネを外すという小さな習慣が、思いがけず心のリセットにつながるかもしれません。

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